駄知町の歴史 駄知では良質な土が取れたため、瀬戸から土岐へ陶工が移り住むようになりました。瀬戸からの流れで窯業をなさっているご家系には、水野姓や加藤姓や塚本姓があります。古くは東のせともの・西のからものと呼ばれていました。駄知町は最盛期に人口が13,000人あり、大正には鉄道を引いて販路を広げていきました。


ガイドさんと一緒に街中を散策した時に見つけた看板です。藤山窯の加藤さんのお話とリンクする所もあり、撮影しました。
藤山窯さんの特徴 初期は茶道具などそれから粉引等オリジナルの商品もおつくりになられていました。現在は土を手で練って、機械も導入していき、技術を磨く路線でモノづくりをなさっています。藤山窯では、磁器も陶器も両方作られています。メーカーでもなく、作家さんでもない立ち位置で窯業を営まれています。加藤さんは土も取り寄せ、ご自身の気に入った土(信楽など)をお使いになられます。
近年世界で2台しか稼働していないマイクロ波ガス複合炉を導入しました。マイクロ波により素地を自己発熱させる窯なので、ミクロレベルで製品の分子配列に違いが生じ、よく焼き締まります。釉薬もマイクロ波ガス複合炉で焼いているので、他とは違う味が出せるとの事。こちらの窯元さんは、土の種類も型の種類も豊富。時代に合わせて変えていくスタイルです。マイクロ波ガス複合炉は6時間くらいで焼けて、温度も揃うのが特徴です。こちらの窯元では土練機は6台あり、色々な土を使い、色々なものを焼く事が出来ます。タタラ作りや動力や圧力鋳込みを使い、よそにはないものを作られています。
藤山窯は少量・多品種生産がお得意です。大手さんの商品とは対照的で、効率とは真逆のモノづくり。こちらで作られている商品の特徴は、触り心地や光のさし加減やラインがナチュラルだそうです。
藤山窯の商品
磁器のように薄い陶器が、ロングセラーです。陶器なのに薄くて丈夫、金属音がするのが特徴。彫りのライン幅が太いものと細いものがあります。こちらで作られているカップは15年も作り続けられているロングセラーです。軽くて薄い商品は熟練の技ならでは。また型を使わずに、手で作られています。数年単位で器は変わっていくので、表現方法を変えて製品を作り続けていくのが信条だそう。
藤山窯 ホームページ
※窯元巡り体験は土岐市観光協会から申し込みすれば、どなたでも体験できるプログラム(有料)です。ガイドさんの案内と共に、駄知の窯元さんを複数訪問する事が出来ます。藤山窯さんでは美濃焼の歴史と絡めて、こちらの窯元さんで作陶されている製品についての説明をしていただきました。最近は観光体験プログラムを使って、藤山窯さんのところにお話を聞きに来られる方も多いそうです。美濃焼を学ぶ体験をしてみたい私にとっては、あっという間に過ぎる楽しい時間でした。
最後になりましたが、藤山窯の皆様窯元巡り体験でのご丁寧な対応頂きありがとうございました。

