駄知窯元巡り|宗山窯 モノづくりの見学体験

その他

 窯元巡りで体験したい事の中の1つに、普段出会えない職人さんに出会えるという楽しみがあります。貴重なお仕事の話が聞けたり、本でしか見た事のない工程に出会えたりと色んな発見も・・・。それでは早速見学スタート!

 土練機は土を作り出して練る機械。空気を入れながら練ると、粘り気のある土になります。石膏型とコテの隙間に土をおさえると、時間がたつと石膏が水を吸い形になります。器の裏側に宗吉という印が押されているのは宗山窯さんの製品の特長。

 いくつかの工程を見学させてもらいましたが、もっとも印象に残っているのは手ろくろを使った職人さんの作業です。手ろくろを使って生地を外に曲げるという箇所がとても見ていて面白い。職人さん曰く手作り感を出すのがポイント。

 職人さんの指を使って片口(縁の一方にだけ注ぎ口がある器)の形にしたり花器にしたり、とめまぐるしく形が変化します。土が紙細工のように、どんどん形を変える姿は圧巻でした。

 たたらづくりの工程も面白い。粘土をスライスして厚みを調整するところや、ガタツキ防止の為に器の底部をしっかり作る。型を作ると手で曲げていくそうです。その後に電気窯で素焼きすると、丈夫になります。

 もう1つ印象に残っているポイントは絵付け職人さんです。絵付けの作業を、遠く離れた所から見学させてもらいました。東濃には絵付け職人さんが、それほどたくさんいらっしゃるわけではありません。

 呉須を使って絵付けをされているのを、見学出来て良かったです。施薬して以降の窯元巡りでの説明は、大変勉強になりました。何個かの工程を経て、店頭で並ぶ見慣れた絵付け皿の状態に完成。教科書で見ても今ひとつピンとこない事が、今回上絵付けや下絵付けの違いなど感覚的に、ようやく理解出来ました。宗山窯さんでなさっているのは下絵付の工程です。

 漆塗りの職人さんもこちらでお仕事をしていらっしゃいます。漆を下塗りから順番に複数回塗っていくそうです。織部釉を塗ったものに、漆を塗るというモノづくりをしているのはこちらの窯元さんだけだそうです。漆器について今まで知識が無かったけれど、今回漆器について親しみがわきました。

 最後に展示スペースにあった宗山窯の製品を撮影させてもらいました

  
 
宗山窯のホームページ

宗山窯

 ※窯元巡りは土岐市の観光協会から申し込めば、どなたでも参加できるプログラム(有料)です。ガイドさんと一緒に駄知町を散策して、美濃焼について学べたり買い物出来たり楽しみ方は様々。窯元さん毎に個性がありますが、宗山窯さんは職人さん方の作業風景を説明してもらいながら、美濃焼を今までよりも深く知る事が出来る。そういう事を体験させてもらえる窯元さんでした。ザ・窯元巡りの王道かもしれません。

 駆け足で巡った窯元巡り。バタバタしてしまいましたが、宗山窯の皆様貴重なお時間頂きありがとうございました。